成長するために活発に捕食を繰り返す!
群れ=スクールが秋のパターン
比較的定位している小型のアオリイカを迎撃!!


秋のアオリイカの特徴&居場所

 春から初夏に掛けて産卵するアオリイカ。
 この卵が孵化するのが初秋で、生まれたばかりの稚イカは、すこぶる食欲おう盛。活発に捕食を繰り返す。これを狙うのが秋のパターンだ。
 ひと潮でひとまわりずつ成長すると言われるアオリイカは、9月の中旬になるとコロッケサイズまで大きくなる。こうなると餌木にも良く反応、シーズンインとなるのだ。
 春とは違い、ベイト(餌)を求めて行動するのが特徴だけに、狙い目は当然、ベイトが溜まる場所。つまり防波堤でも磯でもストラクチャー周りが狙い目となる。消波ブロック周りはもちろん、潮通しが良い防波堤の先端や身を隠せる藻周りなどもポイントとなるぞ。
 秋イカのもう一つの特徴は、ある程度の群れで行動していることと、目で見えるシャローエリア=浅場にもいることだ。
 「これは捕食するベイト(小魚)が比較的浅場に居ることが影響しているんだと思いますが、見つけたらこっちのものですね。1杯釣れれば、そこには必ず何杯かのイカが溜まっているので数釣りの期待が大。まして餌木に抱きつく瞬間などが見えるサイトフィッシングだけに、よりエキサイティングなゲームが楽しめますからね」と辻原。
 釣る前に足元など見える範囲を肉眼でチェック!
 見つけたら即、迎撃開始だ!!


仕留めるためのタックルは春と一緒でOK!

 ロッド&リール、そしてシステムは、春のパターンと全く一緒で構わないと辻原。
 「比較的足元での釣りで充分釣果が期待できますが、万が一、足元にアオリがいない場合も想定しておくのが出来るアングラーです。飛距離が稼げる春パターンで臨んで欲しいですね。それに沖目に潜んでいるアオリは、岸まで餌木を追いかけてもきますから、より有効となりますよ」と彼。
 オススメのロッドは、ロッドのスペックだけ見ると春の大型対応に見えるが、実は秋の小型を技で掛けることもにも威力を発揮するスペシャルロッドだと、辻原はアツク語っていたぞ。

詳しいロッド&リールの説明は、ココをクリック
【ロッド】 ソルティスト エクストリーム エギングモデル STX-EG922MH-SV
【リール】 セルテート2500


偏光グラスで海を調査! ストラクチャー周りを速い動きで誘い迎撃!!

 釣り方として、イカが見える場合は、そのチョイ沖目に餌木をキャスト。こちらも春同様、ボトムをしっかり取ってから誘いを始めるのが基本だ。
 「春のようにその場でシャクリ上げて、またその近くに餌木を落とすというようなピンポイントの釣りではなく、リールを巻きながら足元に寄せるように徐々に前進です。それにメリハリを付けてシャクってくればOKです。ただし必ずボトムは取ること。そのフォーリングが乗せる(餌木を抱く)のタイミングとなりますから」。
 ポイント周辺に正確にキャストしてイカに餌木を見せて、追わせれば、好奇心おう盛な小型のアオリはフォールで抱きついてくるってワケだ。
 「沖目の釣りは、だいたい20〜30mの程度キャスト。ボトムをとったら糸フケをとって鋭く大きくシャクリ上げ、シャクった分のラインを巻きフォールさせ、また同様に繰り返し、餌木が自分で確認できる所まで誘う。餌木が見えたら、その周辺をチェック。追いかけてきたアオリを発見したら、シャクリ上げた餌木をゆっくりフォールさせて抱きつくのを待つ。ちなみに抱かない場合は、餌木のサイズを徐々に小さくして、乗るまでしつこく攻めると結果は出ますよ」と辻原。

 要は大きなシャクリで餌木をアピール。アオリを寄せるだけ寄せて、見ながら掛ける戦略なのだ。
 「あまりにも抱かないようなら、ボクが前ページで教えた“トリプルアクセル”を試して下さい。アオリイカにスイッチが入って、好釣果を招くハズです。もちろん、始めから“トリプルアクセル”で勝負しても良いですよ。それに2段シャクリや通常のリフト&フォールを織り交ぜて誘うのも効果的ですからね」。


【使う餌木のサイズは?】

 パイロット餌木とは『餌木イカ名人BEST-ONE・R(3.25号)』。沖目から誘い出す場合もこれを使用する。
 もしこれを見切るようなら餌木のサイズダウンをオススメ。『餌木イカ名人R3.0 (3号)』、『餌木イカ名人FIRST-ONE(2.65号)』、『餌木イカ名人D2.5(2.5号)』を使うこと。
 「こちらもリーダー先にスナップを付けておけば交換が楽。交換時は寄せたイカを少し待たせる(いなくなることもある)が、すぐに打ち込めば、小型は即反応。ビュッとすぐに寄ってくるので落ち着いて交換して下さいね。ちなみに春イカの場合にもサイズダウンが効果的なことがあるので覚えておいて下さいね」。
 究極の『餌木イカ名人KIDS』も用意しておけば完璧で、餌木のカラーは、前ページで紹介したことが基本と辻原は締めた。

詳しい餌木の説明は、ココをクリック
『餌木イカ名人BEST-ONE・R(3.25号)』
『餌木イカ名人R 3.0 (3号)』
『餌木イカ名人FIRST-ONE(2.65号)』
『餌木イカ名人D(ダート)(2.5号)』
『餌木イカ名人KIDS(2号』


【アワセは?】

 ボトムを取った次のシャクリは要注意。すでにアオリが抱きついていることを考え、聞きアワセるように静かに行うこと。その後は前ページで紹介した通りで、アタリが微妙な場合はカーブフォールなどを駆使して、チャンスを確実に釣果に結びつけよう。


★ワンポイントアドバイス★
【リールのドラグ、秋は緩めにして...】

 300gの小型が中心の秋。このサイズは大型に比べると触腕がまだ柔らかいので、勢いよくアワセルと腕が切れてしまうことがある。そこでドラグの調整だ。「勢い良くシャクッタ時、ジジジッと出る程度にセットして下さい。シャクリのパワーは個人差があるので、何kgと正確には言えませんが、滑り出す力を目安にして下さい」と辻原。
 また彼は「秋は本当に数釣りが楽しめます。春とは違った釣りで再度エギングを楽しんで下さいね」と目を輝かせながら語ってくれたぞ。
 さぁ、これらを頭にたたき込んで、春はもちろん、秋もエギングを満喫だ!!



※ダイワ精工株式会社様、HYPER WAVE製作者様のご好意により
HYPER WAVEページを転載させていただいております。


2005年6月号