秋のストラクチャー周りを攻めるのと違い、回遊を狙う春〜初夏。当然、いつアオリイカが回ってくるかはわからないが、釣れていると言う場所に出掛けてさえいれば、前ページで紹介した、カケアガリなどのコンタクトポイントに必ず入ってくると辻原。
「戦略としては、入ってくるのを待つか、入りそうな場所に自分が移動、つまり回遊ルートを読んで自分で動く“ルートフィッシング”で探るかの2つの選択になります」。
まず前者。
潮が動く時間帯や、潮に変化が出た時に注意して、根気よく探るのが必勝法で、絶対に回ってくると信じていれば、やがて大型と出会えます。
潮向きを考え、それに対して潮上にキャスト。扇型に潮下へと広く探りながら回遊を待ちます。あまりにもアタリがない場合は、潮をよく見て、動いて行く方向に岬や防波堤の先端などがあれば、そちらに移動。潮が流れる、または当たる場所はボトムに何らかの起伏があったり、ベイトが溜まってたりするのでチェックしてみる価値アリと言えるのだ。
一方、後者。
ルートフィッシングも、この考えがベースとなるが、ただ、その移動範囲が広くなるだけ。緩い潮なら、何処が動いているかを考え探す。なだらかなカケアガリしかその場所になかったら、もう少し深場のポイントへ移動して急なカケアガリを探してみる。深場がダメな場合は、すでに浅場に入っているかもと読み、ワンド(入り江状の場所)を探るなど、ひとつずつ回遊しそうな場所を潰して行くようにして、結果的に居る場所に向かうのだ。
「もちろん、海には潮の干満がある。探り出した当初と1時間経った状況では海自体が変わる。怪しいカケアガリがあったら、時間をズラして再度チェックすることなども重要」だと、辻原はアツク説明してくれた。 |